仁王門(赤門)の修復が進んでおります
早いものであっという間に梅雨も開け、毎日体温に迫るほどの暑さが続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、令和9年3月に修復の完成を予定しております岡山県重要文化財指定の仁王門(赤門)ですが修復事業が始まり早いもので3年目となりました。
5月の終わりには、奈良県にある橋本瓦さんへ足を運び、実際に作業されている工程やまだ固まっていない出来たばかりの鬼瓦を見せていただきました。それだけではなく、このような貴重な機会ですので記念に子供たちは鯱の背に名前を彫らせて頂きました。
いつか時が経ち、また修復する時には何代か先の世代のもの達がその名前を見て思い出話に花を咲かせることがあれば…そうして歴史は紡がれていくのではないかと思います。
そして、ついに先日瓦が焼き上がり仁王門に新たに設置されました。
実際に完成すると私たちはその姿を間近で見ることはできなくなりますが、設置された姿を目の前にすると本当にその迫力に圧倒され、この地を今後も災いから守り、見守ってくれるのではと感じました。
最後になりますが、今年も8月には送り火法会を開催させて頂く予定ですので残暑厳しき折にはなりますがぜひ当院へお越しくださいますと幸いです。