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雪が降った日
先日全国的に大雪に見舞われた日、岡山市でも積雪があり当院でもうっすらと雪化粧が施された中庭を見ることが出来ました。
最近、害獣(イノシシ)の被害でこちらの中庭も荒らされ、美しかった苔の多くが剥がされ非常に残念ですが、こうして雪の降り積もる様子は大変美しく、音のないまるで絵画の中の世界に迷い込んだような不思議な気持ちになります。
日々を忙しく過ごしている現代人の我々ではありますが、たまにはこうして外を眺めホッと息をつく時も良いものだと思った瞬間でもありました。
1月17日初観音を開催致しました
昨年より少し更新の間隔が空いてしまい、申し訳ございませんでした。今後は少しずつ、年行事に関してのご案内や、季節の移り変わりを感じられる投稿を増やしてまいりますので、今後とも当院ホームページへ足を運んで頂けますようお願い致します。
さて、2023年1月17日「初観音」を無事に執り行うことが出来ました。
最近は10年に一度の大寒波が到来するなど近年稀にみる寒い日もあったため、お天気を心配しておりましたが、おかげさまで天候に恵まれ風もなく良いお天気の日でした。
年明けの何かと忙しい折にも関わらず、今年も多くの方にご参拝頂き、「すべての災いや悪を祓い取り除き、人々が1年平穏無事に過ごすことが出来る」とされている大般若経の風に当たり、今年1年の幸せを願われたことと思います。
ご参拝頂きありがとうございました。
来年度も1月17日に執り行う予定ですので、こちらの記事を読んで少しでもご興味を持たれた方は、ご参拝いただけますと幸いに存じます。
8月15日送り火法会のご案内
塔婆と送り火法会
当院では年忌法要の度に塔婆を建立します。塔婆を建立するということは、佛様(佛像)を建立するというであり、その佛様の功徳を全て故人に手向けると共に施主も同じく功徳を積むことが出来ます。
塔婆は五輪塔とも言います。五輪塔は、下からア(地大)・バ(水大)・ラ(火大)・カ(風大)・キャ(空大)という梵字(古代インドの文字)を書き、形は□・〇・△・半円・宝珠の五個が積み重なり形成されています。この五個が存在や現象の本来もっているすべての性質を備え、欠けているところがない状態(輪円具足)を意味します。
佛様も人間もこの世界のものすべてがこの同じ五大(五輪)が集まり和合して出来ています。そしてそのことが、真言宗の教えである『即身成佛』につながります。『即身成佛』とは『即ち身が佛に成る』、自分自身が佛様そのものであるということです。弘法大師空海は「ただ、私たちはそれに気付いているかいないかである。」と、私たちに伝えています。
塔婆の功徳
〇清き心にて供養を行えば、罪業が浄化されると共に無量の覚りの智恵を得ます。
〇迷い苦しむでいても、安楽を得て佛果(成仏)への推し進める力を得ます。
〇供養された故人は元より、その隣の故人もその塔婆を見て、お経を聞くことにより佛果(成仏)を得て歓びます。
迎え火は故人・先祖が家にお盆に迷わず帰れる様に焚きます。送り火法会ではこの経木塔婆を供養しその後に送り火として炊き上げます。その功徳は、帰る故人へ、我々残された人たち、生きとし生きるものへの報恩謝徳であります。
供養料一霊
500円 塔婆(小)30㎝ 当日一座
3000円 塔婆(大)51㎝ 正面塔婆立てに奉納 当日一座
5000円 塔婆(大)51㎝ 同上 三日間供養
2021年8月15日送り火法会 案内
塔婆と送り火法会
当院では年忌法要の度に塔婆開眼を行います。塔婆は五輪塔を表し、佛様そのものです。ですので、塔婆を一基開眼するということは佛像を一体建立することと同じ意味をもち、その佛様の功徳全てを故人に手向けるということであります。
塔婆の表にはア(地大)・バ(水大)・ラ(火大)・カ(風大)・キャ(空大)という梵字(古代インドの文字)を記し、裏にはバン(識大)を記します。表は色シキ(物質即ち肉体)を、裏は心を現すことで色・心(肉体と心)の両面が融和して成り立っていることを意味しています。それが「人は即ち佛様である」と意味する「即身成佛」という真言宗の教えの根本であり、人の迷いを除けば佛様も人も元は同じ色と心により成り立っていると示しているのです。
塔婆の功徳
◯故人・佛様に対して報恩と感謝の念が起こると共に想いを形にするということは、他の人へもその想いが伝わります。
◯清き心にて供養を行えば、罪業が浄化されると共に無量の福智を獲ます。
◯廻向(善行の結果)の力は、迷い苦しむでいても、楽処へ救い上げ安楽を得て佛果へ進めてゆく力であります。
◯供養された故人は元より、その隣の故人もその塔婆を見て、お経を聞くことにより佛果を得て歓びます。
迎え火は故人・先祖が家にお盆に帰るのに迷わない様に焚き、あの世に無事に帰れる様に願い送り火を焚きます。送り火法会ではこの塔婆を供養しその後に送り火として炊き上げます。その功徳を帰る故人へ、残された私たちへ、そして生きとし生きるものへの感謝をすることにより関係し合う全てのものと円満な関係を、自らが創り出す法会であります。
供養料1霊
500円 塔婆(小)30cm 当日1座
3,000円 塔婆(大)51cm 正面塔婆立てに奉納 当日1座
5,000円 塔婆(大)同上 同上 3日間読み上げ
8月15日送り火法会の案内
送り火法会案内
塔婆と送り火法会
塔婆は当院では年忌法要の際に開眼を行い、墓所へ置いて帰ります。塔婆は五輪塔そのものであり、佛様(佛像)であります。その塔婆を開眼するということは、佛像を一体建立することと同じであり、故人の為にその全ての功徳をお供えするということであります。
五輪塔の下から、ア(地大)・バ(水大)・ラ(火大)・カ(風大)・キャ(空大)という梵字(古代インドの文字)を記し、五大を以って、六大を表します。第六識大は、先の五大が各々含まれ、五大といえば識大が含まれています。世界も宇宙・森羅万象、佛様も人間もこの五大が集まり和合して出来ています。この世界、佛様、人間も実にこの同じ五大から成り立っています。五大を色・心(肉体と心)と分けて言えば色たる物質即ち肉体は地・水・火・風・空の五大を表として記し、識大たる心を裏として、両面整うことが大切であります。
塔婆は表裏からなっており、表のキャカラバア五字は色(体)を表し胎蔵界を意味し、裏のバンは心を表し金剛界を意味します。そして、両面で作られている様に佛様も人も色と心より成り立っていて、人の迷い全てを除けば両者は同じであります。これが、「即身成佛」という真言宗の教えの根本であります。
塔婆の功徳
◯一基建立するのは佛像を一体建立するのと同じ功徳があります。
◯佛様と人は肉体・精神において根本は同じであります。人は尊く他の人も同じく尊いいので尊敬心と愛の心が起こります。
◯故人・佛様に対して報恩と感謝の念が起こると共に想いを形にするということは、他の人が見てその想いが伝わり、自利・利他の功徳であります。
◯清き心にて供養を行えば、大小の罪業を浄化されると共に無量の福智を獲ます。
◯供養の為に建立すれば、廻向(善行の結果)功徳の力と相俟って、迷い苦しむでいても、楽処へ救い上げ安楽を得て佛果へ進みます。
◯供養された故人は元より、その隣の故人もその塔婆を見て、お経を聞くことにより佛果を得て歓びます。
迎え火は故人・先祖が家にお盆に帰るのに迷わない様に焚き、あの世に無事に帰れる様に願い送り火を焚きます。送り火法会ではこの経木塔婆を供養しその後に送り火として炊き上げます。その功徳は、帰る故人へ、我々残された人たち、生きとし生きるものへの報恩謝徳であります。
初めての法会になりますので、どんな法会になるか楽しみです。
皆さんのご協力をお待ちしております。