お知らせ
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今年も送り火法会を開催致します
数日続いた雨も止み、また体温越えに迫る暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
昨日、自宅の軒先をふと見ると、迎え火を焚くための提灯が揺らめいていたのですが、例年とは違い今年は5月に亡くなった祖母の提灯が生前祖母が日中過ごしていた部屋に新たに掛けられていました。その提灯を見て、生前の祖母との記憶が蘇り、昔ここでかくれんぼをして遊んで貰ったことや飴を貰ったことなどを思い出し少しの間故人へと思いを馳せました。
さて、今年も例年通り8月15日17時より送り火法会を開催致します。
塔婆供養をさせて頂いた後、送り火としてお焚き上げを致します。お焚き上げの天高く立ち上る炎を見て、しばしの間日常の忙しさを忘れ、故人との在りし日の思い出の一幕を思い出したり、来年も無事に帰ってこれるよう、再び再会出来ることや安寧を願うなど穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。今年は台風の心配はなさそうですが、異常な暑さが続いておりますので、皆さま無理はせず、足を運んで下さる方は熱中症対策を忘れずにくれぐれもお気を付けてお越しください。
例年通りのくじ引き大会も開催予定です。
仁王門(赤門)の修復が進んでおります
早いものであっという間に梅雨も開け、毎日体温に迫るほどの暑さが続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、令和9年3月に修復の完成を予定しております岡山県重要文化財指定の仁王門(赤門)ですが修復事業が始まり早いもので3年目となりました。
5月の終わりには、奈良県にある橋本瓦さんへ足を運び、実際に作業されている工程やまだ固まっていない出来たばかりの鬼瓦を見せていただきました。それだけではなく、このような貴重な機会ですので記念に子供たちは鯱の背に名前を彫らせて頂きました。
いつか時が経ち、また修復する時には何代か先の世代のもの達がその名前を見て思い出話に花を咲かせることがあれば…そうして歴史は紡がれていくのではないかと思います。
そして、ついに先日瓦が焼き上がり仁王門に新たに設置されました。
実際に完成すると私たちはその姿を間近で見ることはできなくなりますが、設置された姿を目の前にすると本当にその迫力に圧倒され、この地を今後も災いから守り、見守ってくれるのではと感じました。
最後になりますが、今年も8月には送り火法会を開催させて頂く予定ですので残暑厳しき折にはなりますがぜひ当院へお越しくださいますと幸いです。
初観音法会を開催致しました
早いもので、気がつけば2025年を迎えあっという間に2週間以上経過しておりました。
昨年は新年早々能登半島地震や航空機事故など新年の喜ばしい雰囲気とは程遠いニュースが連日報道されておりましたが、今年は初詣の様子や箱根駅伝、また後楽園での鶴の放鳥など新年らしい穏やかな時が流れていたのではと思います。
さて、昨日1月17日当院では初観音法会が開催され、檀信徒の皆さまから頂いたお供え物を御本尊様へお供えさせて頂き、大般若経を転読致しました。
毎年恒例の行事として当院で長い間行われている法会ですが、時代が移り変わり電子化や簡素化、AI技術の進歩など人の手を使わない、簡単に行うことが主流となってきている現代でもこうして伝統を語り継ぎ、手間を惜しまず昔のままの形で行っていくことこそ仏教の伝統を次の世代まで繋いでいくために必要なことであると強く感じました。
来年も1月17日に開催予定ですので、もし少しでも興味を持ってくださいましたら足を運んで頂けると幸いです。
すべての災いや悪を祓い、人々の願いを叶えて幸せに導くと言われている大般若経をぜひ聞いてみて下さい。
最後にはなりましたが、寒い中足を運んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。
2024年の感謝を込めて
2024年も残すところあと僅かとなりました。
帰省ラッシュのピークと言われている今日は朝から新幹線が遅延するなど、何かと慌ただしい年の瀬となっておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
当院では本日毎年恒例のお餅つきを行い、御本尊様や各所にお供えをするお餅を家族の皆で丸めました。
さて、そんな新年準備に追われる頃ではございますが除夜の鐘のご案内です。
12月31日 午後11時半~1月1日 午前0時半
安住院 鐘楼門(白門)
にて行います。
「除」という言葉には古いものを捨て、新しいものに移るという意味があり、108個あると言われている煩悩を鐘をつくことで消し去り、心穏やかに新しい年を迎えようという願いを込めて除日(じょじつ)と呼ばれる大晦日につくため除夜の鐘と呼ばれています。
ぜひ、寒い中ではございますが大晦日の日には当院へお越しいただき除夜の鐘を鳴らして新しい気持ちで新年を迎えて頂ければと思います。
最後にはなりますが、2024年も新年より大変お世話になりました。新しい年が皆さまにとって良き1年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
8月15日 送り火法会を執り行いました
先日8月15日午後5時より、ホームページにてお知らせしておりました送り火法会を開催致しました。
昨年とは違って昼間はよく晴れており、今年は開催できることを喜ばしく思っておりましたが、開催時刻が近づいてくると空模様が一変して風が強く吹き、暗雲が立ち込めてきて雨予報が噂されたため、少し不安でしたが何とか無事雨に降られず法会を最後まで終えることが出来ました。
当日は大変暑い中にも関わらず沢山の方が足を運んで下さり本当にありがとうございました。
毎年法会の際、塔婆が1本1本住職の手によって火の中に入れられる様子を見ると、姿は見えませんがご先祖さまがゆっくりと空に登って行っているような気持ちになり心がすっと晴れる気がしております。
来年も8月15日午後5時より送り火法会を開催予定でございますのでまた足を運んで頂ければと思います。