安住院

建造物について
Architecture

本堂

岡山市重要文化材指定
安土桃山時代(慶長六年1601)に再建されたもので、現在の位置に移転されたのは江戸後期(寛政十二年1800)。
桃山時代の建設様式を残し、素朴であるが歴史の深さを感じさせる重厚な趣である。

多宝塔

岡山県重要文化財指定
元禄年間、岡山藩主池田綱政公が後楽園の借景として建立に着手。次の藩主池田継政公の時代に完成した。
県下2番目の規模であり、「見かえりの塔」とも呼ばれている。

仁王門(赤門)

岡山県重要文化財指定
総朱塗りにしてあることから、「瓶井(みかい)の赤門」と呼ばれ親しまれ、
室町時代(康正二年1456)の建立で、室町時代の特徴をよく表している。
楼門では、県内最古の木造建造物として有名である。

(写真手前)

薬師堂

本堂西側に位置し、本尊薬師如来座像を祀る。

(写真奥)

大師堂

薬師堂西側に、明治三十四年(1901)塔頭の堯王院より移築する。
本尊は弘法大師。

鐘楼門(白門)

安住院の鐘楼門は、創建の年代は定かではありませんが、江戸時代初めと推測される。
しかし、老朽化したため、天保6年(1835)住職(本性僧正)により発願・再建されたものが現在の門である。
形式は、正面6m側面4mの四脚門に龍宮造りといって、 漆喰(現在はセメント)でアーチ型の通路としたもので、龍宮門と呼ばれています。
この規模のものは、県内では珍しいものです。

鎮守堂

本堂の東南に位置し、会陽の鎮守として牛王所堂とも呼ばれたが、もと雄島八幡宮を祀る。
現在は八幡の本地仏・阿弥陀如来を祀る。
拝殿は跡のみ残る。

内田百間の墓

本堂から多宝塔に上がる途中に、「阿房列車」でも知られる岡山生まれの文学者、内田百聞の墓がある。

PAGE TOP