安住院

2021年8月15日送り火法会 案内

2021送り火法会チラシ

塔婆と送り火法会

当院では年忌法要の度に塔婆開眼を行います。塔婆は五輪塔を表し、佛様そのものです。ですので、塔婆を一基開眼するということは佛像を一体建立することと同じ意味をもち、その佛様の功徳全てを故人に手向けるということであります。

塔婆の表にはア(地大)・バ(水大)・ラ(火大)・カ(風大)・キャ(空大)という梵字(古代インドの文字)を記し、裏にはバン(識大)を記します。表は色シキ(物質即ち肉体)を、裏は心を現すことで色・心(肉体と心)の両面が融和して成り立っていることを意味しています。それが「人は即ち佛様である」と意味する「即身成佛」という真言宗の教えの根本であり、人の迷いを除けば佛様も人も元は同じ色と心により成り立っていると示しているのです。

塔婆の功徳

◯故人・佛様に対して報恩と感謝の念が起こると共に想いを形にするということは、他の人へもその想いが伝わります。

◯清き心にて供養を行えば、罪業が浄化されると共に無量の福智を獲ます。

◯廻向(善行の結果)の力は、迷い苦しむでいても、楽処へ救い上げ安楽を得て佛果へ進めてゆく力であります。

◯供養された故人は元より、その隣の故人もその塔婆を見て、お経を聞くことにより佛果を得て歓びます。

迎え火は故人・先祖が家にお盆に帰るのに迷わない様に焚き、あの世に無事に帰れる様に願い送り火を焚きます。送り火法会ではこの塔婆を供養しその後に送り火として炊き上げます。その功徳を帰る故人へ、残された私たちへ、そして生きとし生きるものへの感謝をすることにより関係し合う全てのものと円満な関係を、自らが創り出す法会であります。

供養料1霊 

500円  塔婆小)30cm             当日1座

3,000円 塔婆(51cm 正面塔婆立てに奉納    当日1座

5,000円 塔婆(大)同上    同上         3日間読み上げ

 

瀬戸内三十三観音霊場 第十二番礼所
真言宗 瓶井山 禅光寺

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